エジプト一名前のカッコイイ都市(笑)、アレキサンドリアに行ってきました。ルクソールがひたすら暑かったので、とにかく涼しいところに行きた〜いと思っていた私たちにとって地中海は格別。このサイトがきっかけで知り合ってずうずうしくお世話になった同年代のえびはら夫妻のお宅にステイし、ダブルデート(笑)という楽しい日々を過ごしました

 


「うわ〜、地中海だあ!」と生まれて初めての地中海に興奮する。右手に見えるマンション群のひとつが今回おじゃましたえびはら夫妻の家。う、うらやまし過ぎるロケーションです

 


マンションの目の前には、地中海を臨む遊歩道が。ホント、こんなところに住みたーい。えびはら夫妻によると、エジプト人が「遊ぼう」というと、ただただ一緒にこの道を散歩するだけだったりするのだとか
エジプトの海といえば紅海が有名だけど、この地中海も想像していたよりもずっとキレイ。グリーンに輝く海をバックに興奮して写真を撮りまくってた直後のダンナ

 


地中海に沿って湾岸線が走っている。といってもここはエジプト。ダイジョーブ? というようなオンボロ車が猛スピードで走ってきたりして。それもまた異国情緒があるってもんです

いちばん右手のマンション最上階がえびはら夫妻のお宅。だいたい私は「海の見える家」というのが人生の目標のひとつ(笑)なので、もうこの家を見る前からヨダレが出ていたのでした

 


ジャーン! ふたりの住む部屋から見える地中海。ス、ステキ過ぎる。えびはら夫妻は同年代でこの家に住んでいるというツワモノ。いいなあ、いいなあを連発する変な子になってしまいました(笑)
ところ変わって、アレキサンドリアの駅。かなり立派な造りです。手前に見える黄色と黒色の車がタクシー。エジプトは都市ごとにタクシーの色が違うらしい

 

ババーンという感じでムシャラク現大統領の看板が駅前の道ばたに突如現れました。濃いです。迫力あります。彼のブロマイドを持っていたら魔よけになりそう
アレキサンドリアは地中海沿いの街だけに、シーフードがうまい街としても知られている。屋台に並べられた魚はみな新鮮

 


レストランでは、店頭に並んでいるシーフードを自分で選んで料理してもらうことができる。私たちのチョイスはコレ。海老にイカ、etc……と久々に食べるものも多い。ちなみに料理の写真はありません。ゆっくり撮っている間もないほどにがっついてしまいました(笑)


うさぎちゃん♪ となでなでしたくなりますが、これは食用なのだとか(涙)。エジプトの市場は思っていたよりもずーっと種類が豊富で、かなり楽しめます

 


八百屋さんも、このとおり。山盛りになった野菜は新鮮でおいしそう。しかも安い! 市場は夜更けまでお店もお客さんも活気がいっぱい
エジプトでうまかったものナンバー2、ライスプリン。お米でできたトロトロのプリンのうえに、ナッツ類が散りばめてある。アレキサンドリアの有名店にて。お味のほうは、「おいし過ぎてほっぺがおちる」という意味が身を持って体験できるうまさ

 


こちらが輝けるエジプトうまいもの大賞! 「アエーシ」という何やら摩訶不思議なクリーム。加工する前の牛乳をなんちゃらかんちゃらして(笑)、ひと晩寝かせると出来るのだそう。生クリームをもっと軽くして、こく深くしたような味。甘くして、パンにつけて食べると最高! お店なんかではあまり見かけないもので、エジプト人直伝でえびはら夫妻が作ってくれたもの

アレキサンドリアでは、水パイプ「シーシャ」にも挑戦。エジプト人のおっさんがよくやっているのを見かけて、気になっていたアイテム。チョイスしたのは「りんご味」(笑)。味はフルーティだが、煙は強い

 


アレキサンドリア滞在2日目には、郊外のコプト教の巡礼地、アブー・ミーナーに足を伸ばしてみました。砂漠の地に突然ぽっかりと修道院のキテレツな建物が見えてきて……。この修道院&教会は1959年に建てられたもの。5世紀から聖地として知られるが、その当時のものは砂漠に点々と遺跡となって残っている
アブー・ミーナーの修道院前にて、今回アレキサンドリアでお世話になっていたえびはら夫妻。カイロで初めて会う前はドキドキだったけど、いい感じのふたりで、すっかり楽しませてもらいました

 


修道院の中に、レトロなベンツが炎天下の中で停まってました。エライ僧侶が乗るのかしら……? しかしこのカタチ、顔……カワイイ、可愛過ぎる! 一度はこんな車に乗りたいなあ〜。メンテナンスが大変そうだけど

アブ・ミーナーの修道院&教会は聖メナスを祭ったもの。入口でも彼が両手を開いたポーズでお迎えにきてくれます(写真右)。ちなみに彼は4世紀の人で、彼が死んだ直後からさまざまな奇跡が起こったとか。しかし、近くで見ても不思議な建物だ(笑)

 


アブ・ミーナーの教会。丸っこいフォームが青い空に映える。現在修復中だったのが残念。でもこの砂漠の中では修復するほうも大変そうだ

教会天井部には金ピカのキリストが。ちなみにコプト教はキリスト教のひとつ。コプト教の名前はかろうじて知っていたけれど、「エジプトでキリスト教」というのはなんだか意外でした。現在もエジプト国内に多数の信者がいるらしい

 

聖メナスのステンドグラスは素朴でいい感じ。教会内部では「あ、メナス!」、「こっちにもメナス!」というように、彼の姿をよく見かけます
コプト教の聖人(名前を忘れてしまった!)の肖像画をパチリ。迫力のあるじいさんで、思わずブロマイドを買ってしまいそうになった。手にしたクロスはエチオピアで見かけたものとソックリ

 

修道院を出て、砂漠の道をトロトロ歩き、遺跡へ移動。湿度はないけれど、陽射しが強い。しかし砂漠って静かですねー。思わずみんな無言で歩いてしまいました

私たちも「ひょっとして、これが遺跡……?」と目をぱちくりさせてしまったけれど、潅木の奥の瓦礫みたいなのが遺跡らしい。うーん、ただブロックが置いてあるだけにしか見えない(笑)

 


ジャーン、ここがかつて繁栄を極めた聖メナス市の教会にあった、洗礼用の井戸でございまーす……ってただの穴ぼこ? 正直、久々のガッカリ遺跡(笑)。まあこういうオチもいいじゃんってことで、みんなでムダに盛り上がってみる。それでも顔がニコニコなのは、えびはら夫妻がいるおかげ。感謝感謝!