エジプトといえば、そう、ピラミッド。ピラミッド!……思えば、「旅立つ前に」のところで、「ピラミッドにも登りたい」というのを旅のきっかけのひとつとして挙げているぐらい、興味の度合いが高い遺跡。早速、カイロからバスで30分ほど行った、かの有名なギザのピラミッドに向かいました。写真で見るとなんとなくコンパクトに感じてしまうのは、私たちの腕のせい? それとも写真には収まらない何かがピラミッドにはあるのでしょうか?

 


「ピラミッドは荒涼とした砂漠の真ん中に、ポツンとある」。そんなイメージを持って出かけたのだけど、カイロを出てすぐの道路脇にデデンと表れたので、ビックリ。ちなみにこれはバスからのショット。そんなことをしてたら、降り遅れたんだけど……

 


「いやー、ピラミッドだあ」と見上げて、パチリ。思ったよりもずっとデカく、頂上を見上げると、はるか彼方にポツンと見える感じだ
ピラミッドが意外とデカイ、ということの証明写真。ピラミッドは全景を見るとレンガが積んであるように見えるけれど、実は一個一個の石は、こんなにデカイのだ。一段よじ登るだけでも、けっこう大変

 


定番の、「ピラミッドとらくだ写真」。ちなみにこのらくだ君とエジプト人を撮るのにも、もちろんバクシーシが必要になる。ケチんぼな私たちはこっそり撮ったので、写真も遠慮ぎみ(笑)

ピラミッドを撮っていたら、いきなり砂嵐が! もうもうと吹き荒れる砂塵にビビリつつ、それでもカメラを構えるの図(笑)。「砂漠の国に来た〜!」という実感がした瞬間

 


ピラミッドの傍らには、これまた有名なスフィンクスが。この日はかなり出遅れたため、スフィンクス自体は逆光ぎみ(涙).。このスフィンクス、もともとは立派なアゴヒゲがあったそうだが、イギリスに持ち去られてしまったそう。現在彼のヒゲはロンドンの大英博物館に展示されていて、エジプト政府が返還を要求しているのだとか

エジプト人美少女のナンパに成功(笑)。エジプトもまた、美人が多い国。特に右の女の子は色も真っ白でかなりポイント高かった(むふふ)。ちなみにいちばん左の女の子(笑)は、日本人らしいのですが、それにしては色が黒いですねえ……

 


ピラミッド昼の部を終え、夜に再びピラミッドへ。行っちゃいました、「光と音のショー」。ガイド音声を流しながら、ピラミッド遺跡群をライトアップしていく。さすがピラミッド、スケールがデカイ。ライトアップも完璧で、実はあんまり期待していなかっただけに大満足

ライトアップをしながら、こんなレーザーでエジプト古代文字の解説も入る。しかもこの日は日本語の説明。ガイドというよりは、なんとなくドラマ仕立て(笑)のアナウンスだったが、よくお勉強になりました

 


ピラミッドで俄然盛り上がるエジプト熱。ピラミッドに次いで、考古学博物館へ。世界に名高い博物館だけあって、かなり見ごたえあり。私たちのような一見さん(笑)も、退屈することなく楽しめる

展示されている数もさることながら、置いてあるもののバラエティも幅広い。これはかつて死んだ王の肝臓(!)を入れて保存しておいたものらしい。しかもちゃんとキレイな細工がしてある

 

考古学博物館で見つけたマヌケなもの、大理石のあっかんべー細工。あっかんべーしながら、なぜかニコヤカに手を振っている(笑)。ときどきこういう「くふふ」となってしまうモノが混じっているところもいい

とはいえ、のん気に見ていられないほど人だかりができている場所もありました。群がる観光客の写真を撮る観光客の私。 ちなみにこの前に張っていると各国語のガイドが聞けるという特典があります(笑)

 


そうこうして待っているとやっぱり日本人の団体客に出くわしました。石川啄木は故郷の言葉を聞きに東京駅に行きましたが、私はエジプトの考古学博物館で久々の日本人の団体さんを眺めていました
この考古学博物館で意外だったのは、思いのほかローマ・ギリシャ文化の遺品が数多く展示されているということ。すべての道はローマに通ず、というところでしょうか

 


博物館で見つけたマヌケなものその2。おっぱいポロリン彫刻(笑)。しかも手が「ハーイ」となっているわりに、顔の表情も悲しげだし、よく見ると股の間に布を挟んでいるし、ポーズも変だし……と見れば見るほど気になる

博物館のところどころに、学生風の男女が座り込んでスケッチをしていた。スケッチよりもおしゃべりに夢中な女子学生。ちなみに首都カイロでも、女性は老若問わずかなりの確率で頭巾を被っていた。なんでも首都カイロではちょっと前までは「頭巾を被らない自由な私」がオシャレだったらしいが、いまは「頭巾を被っている女らしい私」がトレンドらしい(ホントか?)。女心は難しいですね

 

「写真、撮っていい?」と聞くと、誇らしげに自分の絵を持って、ポーズ。カイロには彼のようなイマドキの男の子も多い

この考古学博物館の目玉のひとつ、ツタンカーメン王の棺。もうやたらめったらゴールドで、遠くから見てもキラキラしてます。昔、「小学4年生」か何かで「ツタンカーメンの謎」という特集があった。確か、彼のお墓を荒らした人はみな不思議な死を遂げているとか……

 


「古代エジプトの眠りから、いま、よみがえる」……とナレーションが入ってきそう(笑)。ツタンカーメン王は18歳で亡くなった早世の王で、かなり美少年だったそうです。納得
博物館で見つけたマヌケなものその3。「ゴールドのハエのネックレス」(笑)。最初は「セミかな?」と思って解説を見たところ、どうやらハエらしい。うーん、こんなでかいハエが付いたネックレス、誰がするんだ(笑)

 


博物館の最大のお宝は、この「ツタンカーメン王のマスク」。みんな正面から、横からカメラを構えて真剣に撮ってます(笑)。あとで行ったら、「写真待ちの列」ができていた
見ているだけで意味もなくテンションが上がってしまう、ツタンカーメン王のマスク。これは実際のところ、見ていると彼と目で会話してしまいそうな(笑)、スゴイ迫力がありました

 

ちなみに後ろはちょんまげ(笑)。このツタンカーメン王というのは若くして亡くなったから、お墓も質素で盗掘をまぬがれたらしい。それでもこんなお宝が普通にあるなんて……