コロニアル調の街並み、先住民の伝統的な工芸品、遺跡、そして食……オアハカはメキシコの魅力を凝縮したような街です。観光して、食べて、また観光して……と退屈することもなく歩きまわった日々の写真を集めてみました

 


オアハカに着いてまず向かったのはメルカド(市場)。立派な建物の中には、無数の小売店が入っています。こんな建物もちゃんとコロニアル風なのは、街並みを大事にしているから?

 

メキシコ料理の傑作といえば、チョコレートを使ったモーレ・ソース。写真のように牛肉にタラリとかけることもあれば、このソースで鶏肉を煮込んだりもする。ちょっぴり甘みのあるこってりとしたソースは肉料理によく合う
オアハカの街なみは世界遺産に登録されているが、その象徴的な建物といえばこのサントドミンゴ教会。1世紀かけて造られたメキシコ風バロック建築の代表作で、威風堂々とした趣がある

 

外見の気品もさることながら、この教会は内部もスゴイ。華麗な装飾が隙間を縫うようにびっしりと施されている。教会に入って「スゲー」と声をあげてしまったのも久しぶりだ

教会入口を入ってすぐの天井にもこんな装飾がびっしりとなされている。これは聖ドミンゴを中心とした聖者の相関図で「生命の木」と名づけられている

 


街にはデコラティブに装飾したこんな車も。いやあ、かわいいけど、自分の車をここまでデコレーションするには勇気がいるな
ソカロ(広場)にて、アフリカ以来8か月ぶりに再会した野ぎくちゃんと。久々に会ってでっぷりと太っている私と、さらにきゃしゃになった野ぎくちゃん。ああ、体重をわけてあげたい……

 

オアハカではとっておきのソバを茹でたりもしました。いやあ、ソバって本当においしいですな〜。写真を見ると、つい日本に戻りたくなるー
これまたスペイン式のオアハカ文化博物館。キレイだけど、最近ちょっと見飽きた感もあるな……

 

近郊のモンテ・アルパンから出土した、ルビーをまとったガイコツ。ギョロリとした目玉といいい、半開きの口といい……「何か用か、オメエさんよう」とか言い出しそう(笑)

オアハカの特産品のひとつがチョコレート。写真を見た感じではわかりにくいかもしれないけれど、ここはチョコレートを量り売りするお店なのです。一歩お店に入ったとたん、チョコレートの香りがプーンと漂ってきます

 

このお店では、精製する前のカカオの実まで売っています。1キロ30ペソ=約300円は安いのか高いのか?
バスターミナル付近はいつも大渋滞。人も車も排気ガスもいっぱいに溢れている。オアハカは州都でもあるから、人の出入りが多いのだ

 

市場で見つけたのは蜂の巣つき蜂蜜。まあ蜂の蜜っていうぐらいだから巣がついていても不思議はないけれど、見たときは一瞬ギョっとした
街中に堂々と走っている線路。もちろん柵も何もなく、市民は普通にレールの上をスタスタ歩いている。なにごとも「危ない」と囲ってしまう日本とは精神構造が違うなあ

 

オアハカ郊外のエルトゥーレには「アメリカ大陸最大の木」として知られる「トゥーレの木」がある。写真に写っているのがソレなんだけど……。まあ実際見ても「ふーん」というシロモノでした


メルカド(市場)の一角にあるバーベキュー通り。ここでは肉屋と焼き屋?が一緒になっている。客が肉を指定して、お店の脇の炭火で焼いてもらうシステムだ。いつも炭火のいい匂いで包まれている

 


さっそく焼いてもらった牛肉、長ネギ、そしてメキシコ料理には欠かせないトルティーヤ。何がウマイって、この長ネギがウマイ! こりこりしてて、しかも甘みがあって……絶品でした

メキシコでいいなあと思ったのは、街灯がオレンジ色に統一されていること。しっとり雨が降るなか、こんなオレンジの光で照らされると、誰でも詩人になってしまうってもんです

 


広場を取り囲んでいるのは、おしゃれなオープン・カフェ。もちろん観光客用で、お値段もそれなりです。コロニアル調に弓形アーチを携えた造りは、いかにもヨーロッパ風だな

ちょっと郊外へ出かけるときは、こんなバスに乗って。メキシコでもごたぶんにもれず、バスは満員になってからの出発です

 

郊外の小さな街にも、こんな立派な教会があります。こちらはトラコルーラという村の、サントクリスト礼拝堂。教会内部は撮影禁止のところが多く、外観だけでガマン
道ばたの中央にポツンと忘れ去られたような露天。つうか、商売っ気ゼロだな(笑)。車にひかれたらどうるすんだろうなんて、ひとごとながら心配になってしまう

 

道ばたに忘れ去られたように置いてあるのは、この木製のカラフルな置物たち。オアハカの伝統的なおもちゃで、アレブリーヘスという。しかしこのキリン、キリンを見たことがない人が作ったように思えるんだが(笑)
オアハカの特産品のひとつが、メスカルというお酒。そのお酒を売るお店には、たいていこんな看板が出ている。写真に描いてあるようなサボテン? からとれる蒸留酒、らしい

 


で、こちらがメスカルの実物。プレーンなものは無色透明だが、中にはイモ虫入りやらフルーツ味など、色々と種類がある。アルコール度数は結構高い
色とりどりのハンモックを売る店。こういう店を見つけると、つい「あ〜!」と奇声をあげて近寄りたくなる(笑)。でもかさばるから買えないのが旅行者の悲しいところ

 

オアハカでカワイイものといえば、なんといってもインディヘナの手で施された刺繍つきのブラウス。種類もいろいろあって、見ているだけでも飽きない。もちろん妻は購入済み
オアハカ近郊のミトラ遺跡に行く道すがら、こんな看板を見かけました。コレはれっきとした「遺跡マーク」。こういうちょっとしたところにお国柄って出るような気がします

 


看板に誘われるようにしてミトラ遺跡に到着。この遺跡、壁面には幾何学的なモザイクの装飾が残されているのが特徴らしい。よく見るとラーメンの器のような模様も紛れ込んでいたりする(笑)

ミトラ遺跡正面の階段にて。この写真だけ見ると誰もいない遺跡のように見えますが、実際は「いま誰もいないよ! シャッターチャンス!」とばかりに撮ったもの(笑)

 


ここは石柱のホールと名づけられたスペース。かつてはこの上に竹やシュロで作られた屋根がかぶせられていたらしい

ミトラ遺跡の見所といえば、なんといってもこのモザイク模様。小さく切断した石をはめ込んで作られたもので、ここを造ったサポテカ人のセンスをうかがわせる

 

幾何学模様は全部で14種類もあるとか。遺跡といえば宗教的なデザインが多いなか、このシンプルさは印象的
遺跡の前ににょきっと生えたサボテン。まるで遺跡をバックに記念写真を撮ってもらっているかのよう。しかしサボテンってカワイイもんだな〜

 

こっちはバンザイ中のサボテン。メキシコといえば、コレを思い出す人も多いのでは?
とげとげのサボテンは、もう少しで花が咲きそう。そういえば昔「サボテンの花」という歌がありましたが、こうやって実際に目にすると……でもどんな歌だったけ?(笑)

 


日が傾きかけたなか、ポツンと佇むバスケットゴールを見つけました。メキシコでさかんなスポーツといえばサッカー、そして格闘技。バスケはまだまだ少数派な印象を受けたんですが、実際どうなんでしょ?
宿に戻る途中、お母さんと子供をナンパしてパチリ。メキシコはインディヘナとスペイン系の混血の人も多く、彼女たちのようにどことなく日本人のようにも見える人も多い

 

久々に公衆電話なんぞも撮ってみました。テレフォンとメキシコを合わせてテレメックスっという名前は安直でよろしい(笑)。ちなみにメキシコの公衆電話はほとんどがカード式

とりあえずお腹がすいたときはメルカド(市場)へゴー。こんな定食が150〜200円ぐらいで食べられます。右のシチュー、野菜たっぷりでおいしかったなー

 


忘れちゃいけないオアハカの特産品といえば、チーズ。さっぱり目の味なので、こんなふうに一品料理として出てきても、ペロリと食べられてしまう。実際に食べてみると、ゴムのように長〜く伸びるのだ。写真はカスエラ・デ・ケソという名物料理