居心地のよかったネパールを抜け、いよいよインドへ入りました。「まずはもっともインドっぽい、インパクトの大きい街……」ということで、聖地バラナシにイン。初めは見るものすべて目を白黒させていたのに、いつの間にか自分も自然と馴染んでしまうから不思議な街です。聖なる河ガンガーとその周囲で撮った写真をまとめました

 

バラナシ到着〜相変わらずのバラナシににんまり。私にとっては訪問3度目の大好きな場所。何が起こるんでしょ〜か

 


写真左下に注目! 赤パン青年、決死のガンガー・ダイブ! 朝日とともに沐浴する人でガンガーはいつも大賑わい。こうしたガート(沐浴場)は大小合わせて60以上もある

朝日の昇ってきたガンガー。この朝日がよく見えるように、対岸には何もないとか……。それにしても何度見てもバラナシの朝日はスバラシイ

 

男性はパンツ一丁で、女性はサリーか布をまといながらの沐浴。手前左のおばちゃんがセクシー!?
イケてるおじさんその1。バラナシは被写体に困らない。そこらへんにいるおじさんだって妙に味がある。しかもインド人は写真に写りたがりな人が多い

 


女性だけを乗せたボートがガンガーをまったりと流していました。11月とあって朝は意外と肌寒い。みなストールを頭からすっぽりとかぶっている

 


ガンガー沿いにあるチャイ屋。アウトサイド・リバービューのいいお店。「ここから見るガンガーがいちばんキレイだ」とお兄さんは胸を張ってました

 


チャイは一杯2ルピー。素焼きの器を使うお店もあるけど、ここはガラスのコップ。水はガンガーから汲んでいる……? このセットさえあれば、アナタも立派なチャイ屋さん
ヒンディー語がハゲまくった看板、いい感じだったので思わずパチリ

 

サドゥー(修行僧)のおじさん。ホントに世捨て人っぽい渋いサドゥーもいるけど、このおじさんはサービス満点、商売っ気たっぷり。観光用サドゥーかしら

ガートではいつもなんらかの儀式が行われている。女性たちのグループで礼拝。コップにはガンガーの水が汲まれ、お祝い用の花が地面を彩る

 


インド人が大好きな噛みタバコ、各種取り揃えております。味は石鹸とミントと苦〜い味がミックスされた感じ。噛んだ瞬間「ウゲゲ」と思ってしまいましたが、タバコと一緒で慣れるとウマイんでしょうな

バラナシは朝が早い。ガンガーに昇る朝日に沐浴するのが、もっともご利益があるから。浮かぶボートがゆらゆらと揺れていていい感じ

 

「パパ、大好き!」って感じの少女を発見。カメラを向けると得意げな顔をしてくれました

デーン、お牛様。バラナシでいちばんメインの「ダシャシュワメート・ガート」の文字が後ろにあるが、おかまいなしののんびり顔。なんていっても神様ですから

 


巡礼地バラナシでは施しを求める人の数も多い。皆ボロボロの布を体にまきつけ、「バクシーシー(お恵みを)」と力ない声で唱え、手を差し出す。そういうときに「インドだなあ」と何かを感じてしまう

バラナシでいちばん気になるポスター。よく見かけるけれど、誰? そばにいた人に尋ねたけれど、英語の訛りが激しくてよくわからず。それにしてもパンチのあるお顔です

 

メインガートにはたくさんの青空床屋さんが営業中。みんな器用に頭を剃ったりヒゲを剃ったり。ちなみにバラナシで火葬される人の家族も頭を剃ることがある
イケてるおじさん、その2。撮った写真をモニターで見せてあげると、超ニコニコ顔になったカワイイ人

 


河に沿ってやる気なく並べられてるお土産もの。つうか店の人、いないじゃん! といっても写真なんかを撮っていると、どこからもなく誰かやってきて、「神様ポストカード、ヤスイね〜」と始められてしまう
インドにはビビットな色がよく似合う。青空床屋さんの前に無造作に置かれた風船。一個10ルピーと言っていたが、そんなにしないと思う

 

ガートでパシャパシャ写真を撮っていると、「僕も撮って!」とポーズ。なんかこっちがテレちゃいました
「ア、ア、アゴが〜」なお牛さま。けれど本人(本牛?)はアゴのことはどうでもいいらしく、クチャクチャしながら不思議そうにこちらを見つめていました

 


牛使いのおじさんが、牛を集めると説教を始めた! ってマジで説教をしていそうなくらい、おじさんの指図には従っていた牛さまたち。この後おじさんが手にしていた棒を右にひと振りすると牛さまたちは皆ぞろぞろと階段を降りていきました


青空床屋にて、鼻毛切を発見! 思わず笑いをこらえながら隠し撮り。切るほうも切られるほうも当然の顔をしてやっているからオカシイ

 

バラナシはいたるところに神様がいる。みんなのアイドルなのだ。シバ神の後ろには、彼の乗り物だった牛さまが見える
バラナシに夕日が沈んでいく。街のある側にほうに沈んでいくから、その瞬間は街がオレンジ色に染まる

 

散歩していると、ガートの階段に礼拝用の絵が残されていた。インド人はこういうの、ホントに器用に書く。そこら中にいろんなものがあるから、散歩も飽きることがない
イケてるおじさん、その3。台のへりに手をかけて腕立てをしていたのでそれを撮ろうと思ったのだが、カメラを向けるとすかさず気をつけポーズ。いい体してます

 


火葬場、マニカルニカー・ガート。遠藤周作「深い河」にも出てくるように、このガートは撮影禁止。けれど「火葬しているところが写っているわけじゃないし、ボートに乗っていて、この距離だからノープロブレムだ」とボートの漕ぎ屋兄さん。ホントか?
兄弟で一番小さい弟のお守り。インドはまだまだ兄弟が多いチビっ子が多い。ここの兄弟も「あとお姉さんがふたりいる」とのこと

 

ひと休み中のサドゥー。キリリとしていい顔をしてました。手もケガしていたので、思わずバクシーシをはずんでしまいました
日に照らされて光る河、ボート。ボートは朝、夕方が稼ぎ時。それ以外はこうしてほったらかされている。ちなみに漕ぎ手もほかの仕事と兼業の人が多い

 

ガンガーへ向かう階段はこんな感じの細いところが多い。ちなみにこの階段を駆け降りるうちに「ハロー、ジャパニー!」と少なくとも一回はお呼びの声がかかる
「イエーイ!」飛び出すインド人。ちなみにバラナシで撮ったなかで私がいちばん好きな写真(笑)。悲しくなったときはこのインド人が夢に出て、励ましてくれるはず!?

 


ピサの斜塔ならぬ、バラナシの斜塔。目の錯覚じゃなくて、ホントに傾いているんデス。ちなみに「200年前から傾いているからノープロブレム」だとか。ホント?
イケてるおじさん、その4がチャイを飲む姿。見よ、この細いながらも引き締まった肉体! 頭にざぶとんみたいなものをのっけているのは、この上に火葬用の薪を乗せるため

 


バラナシに来た人は、誰でも最低一杯は飲んでいるであろうチャイ。こちらは素焼きの器に入った昔ながらのチャイ。飲み終わったあとはこの器を地面に落として割ってしまう。土に返るからいいのね。でも使いまわししているセコイ店もあり

宿の屋上から見えるガンガー。向こう側はホントに何もない「不浄の地」。だからこそ、見ていると天国のように思えてくるから不思議

 

宿の屋上にて「ハイ、超カッコつけてね〜、ハイカッコいいね〜」とおだてながら撮ったカッコつけ写真(笑)。それにしても最近夫はヒゲが伸びてきました