ケープタウンがとってもお気に入りの街になった理由のひとつは、街と自然と文化の調和がスゴイ! ということ(ほかにもいろいろあるけどね)。シンボルとなっている、テーブル型に切り立った山があり、そしてすぐそばには天然の良港と各種のオシャレ・スポットがあり……。テーブル・マウンテンと「日本でいえばお台場」なウォーターフロントに遊びに行ってみました

 


標高1000メートル強のテーブル・マウンテンを行き来するケーブルカー。徒歩での登下山も可能ですが、「やっぱ男は下りで勝負でしょ!」というダンナのひと声で(笑)、私たちは登りのみこのケーブルカーに乗りました

 

ケーブルカーの乗車賃は片道50ランド(=約800円)と結構なお値段。でも、それよりもビックリしたのが車内の床がぐいーんと360度回ること。乗客みんなにまんべんなく景色を楽しませてくれます

テーブルマウンテンの頂上より。これがスゴイ! 街が一望にできて、めちゃめちゃ気持ちイイ! 正直、写真じゃ伝わってないです。やっぱり見晴らしがいいところはなぜか心もスッキリするもんですな

 


ケープタウンの中心地にはけっこうな高層ビルが建ち並んでます。アフリカ大陸の先っちょにこんな都市があるなんて、世界はやっぱり広い

頂上からは海岸線がずーっと見渡せます。「海ってこんなふうになってるんだなあ〜」ってなんだか納得するような、しないような。だってなんだか絵みたいでしょ?

 


波打ち際にクローズ・アップ! 海ってこんなふうに波がきてるんですね。しかも結構波が高そうなんだけど、下から見るとどう見えるんだろう

頂上のレストハウスと、その脇で昼寝するおっちゃん。ここで堂々と寝られる神経もスゴイけど(結構観光客が多い)、しかしこうしてみると気持ちよさそう。寝ちゃったもん勝ちです、ハイ

 

山の絶壁でなにか動いた? と思ってよく見ると、人! ロッククライミングならぬロックダウニング(?要は上から下に降りてるのね)していたのです。つうかキミらは恐くないのか!ちなみにココ、かなり下まで断崖

テーブルマウンテンの動物その1。名前を忘れてしまった怪しい巨大ネズミ(というかネズミかどうかも……?) いそうでいない動物で、最初はありがたがって見ていたけれど、観光客の食べ残しをゴミ箱にあさる姿(笑)にはなんだか幻滅

 


テーブルマウンテンの動物その2。ちびカラス。これも名前わからず。すんません。ただカラスのような黒光りしたボディで、サイズは半分ぐらい。こいつもあんまり可愛くなかった(笑)

海に向かって突き出ている山。山と水平線を見ながら、なんとなくぼーっとしているうちにあっという間に時間がたってしまう。ここまで見晴らしがいいと、なんだか模型みたい

 

さきっちょのとんがったユニークな山。名前は忘れてしまいました……。ここの頂上も気持ちよさそう

「下りで勝負」(笑)というわけで、テーブルマウンテンの下り道。完全にナメてましたが、実はコレが意外とツライ! 道もボコボコしてるし、「もうやめたいな……」の図 

 


テーブルマウンテンの山肌はこんな感じに岩がゴツゴツしているところが多い。このまま映画のロケに使えそう


山道に生えていた花、名称不明。菊の花びらをトゲトゲにした、あんまり花らしくない花ですが、山にバコバコと生えてる姿はなかなかたくましかった

 

ようやく街まであとひと息というところ。もうこの段階で膝はガクガク、汗ダラダラ。もちろん顔は作ってます(笑)

ところ変わって、こちらは「ケープタウン版お台場」のウォーターフロント。といってもお台場のほうがこういうところの真似っ子なんでしょうが……。港に巨大なショッピング・モールが建ち並びます

 


海をバックに軽快なジャズを聞かせるバンド。絵になる! しかも上手い! ケープタウンのストリート・ミュージシャンは総じてレベルが高い。アフリカの地とヨーロッパのセンスがミックスされているから?

「動かない」パフォーマンスをする方々。日本なんかでも時々見かけるけど、グループでやっているのを見るのは初めて。足元の箱に小銭を入れるとちょこっと動いてくれる。ウレシクなってついつい小銭を入れてしまう。動かないくせに、商売上手ね

 

ウォーターフロントにはこんな野外ステージもあって、この日はナイキ主催のイベントをやってました。 フリースタイルでバスケット・ボールを使ってパフォーマンスをするというもの。みんな飛び入り参加の素人なのに、それなりにサマになって見ていて結構おもしろい
ショッピング・モールの建物の脇にはなぜかアザラシがゴロリと寝転がってひなたぼっこ。なんかキミら、いい身分だねえ(笑)

 


ウォーターフロントのショッピング・モール内部はこんな感じ。雰囲気もおハイソなら値段もそれなりにおハイソ。建物もピカピカだし、何よりアフリカとは思えないほどにモノが溢れかえっている


ウォーターフロントのインフォメーション・コーナーのお姉さん。親切なうえ、カワイイと申し分のない彼女。南アには彼女のようなカラード(混血)の人も多い

 


いかにも平和なベイエリアだけど、建物の脇にはこんな「銃はダメよ」なモニュメントがあった。南アは銃社会で、しかも犯罪率も高いということを慌てて思い出す

ケープタウンは港でシーフードが豊富なせいか、SUSHIバーが大人気。街のいたるところにあって、こんなお兄ちゃんたちが握ってくれます。このスナップの直後、「私たち、日本人なんだからね!」とデンとカウンターに腰をおろして臨戦体勢に入りました(笑)

 


見よ! この燦然と輝く握りを! いや〜、これには感動したねぇ。「SUSHI」じゃなくて、ちゃーんと「寿司」だもん。写真を撮るのが待ちきれなかったもん。しかもウマイ! ウマイ! ウマイ! ホンキで涙が出ました。旅に出てうまかったものNo1かも(笑)